効果音に対するこだわり

“最近知ったことなのですが、犬の遠吠えの効果音は犬が鳴いているわけではないらしいのです。
絶対とは限らないと思いますが、メガホンを使って鳴くという手法を使えば、犬の遠吠えを再現できるみたいです。

現在ではコンピューターを使えば大抵の効果音は作れるみたいですが、こだわりのある人はアナログ的な手法で音を作るみたいです。
また音にこだわりのある人は自然にあるもの、例えば木や石などを使って効果音を作るらしいです。

風の音や海の音、小鳥の鳴き声などはそれそのものから効果音を作るのではなく、まったく別のものを使って音を再現するのです。
こうしたこだわりがリアリティのある音を作るのです。

確かにコンピューターを使えば、効果音を作成するのは簡単でしょう。
しかし機械で作った効果音よりも本物の音を使った効果音のほうがより自然に聞こえると私は思うのです。

コンピューターで作る音がダメなわけではなく、それぞれに違った魅力があるということです。”

その名の通り、効果音の効果がすごい!

効果音ってすごいと思います。例えば、効果音なしで観たものと、効果音ありで観たもので同じ映像でも印象がかなり変わります。
私は特にホラー映画での効果音が大嫌いで、効果音さえなければ観ることができるかもしれないのに、音だけで恐ろしくなって観るのを断念しなければならないものがいくつかありました。
例えば映画、ジョーズでは、特にこれといってとても残酷で観るのも無残なシーンというのはないのに、あの、何か恐ろしいものが着実に自分に迫ってくるような音でものすごい恐怖を感じるのです。
効果音というのは本当にすごい威力だなと感じます。

バラエティ番組でも、笑いの効果音があると、よく考えるとそれほど面白くないものでもなんとなくおかしいなと思いながら見ていたり、自分も一緒につられて笑ってしまったりします。一人で家でTVを見ているのに、効果音の笑いと一緒に笑うとなんとなくみんなで笑っている気がしてそれで独りぼっちじゃないと感じるということもあるのかもしれません。それに、お~と感嘆の声が入ったり、え~っ!?と驚いたりの音もかなり効果があります。自分一人で部屋でうなづいてTVを観ているよりみんなでうなづいているようで、もしかしたら一人で寂しい人はまたそのTVを見ようかなと思うかもしれません。そうしたら視聴率も上がります。

効果音の心理的な効果というのは絶大だなと思います。
考えた人はすごいと思います。

忘れられないジョーズの効果音

効果音ではじめて恐いと感じたのはジョーズの映画です。小学生のときでした。なぜこの映画を見ようと思ったのかは思い出せませんが、恐いと感じたことだけはよく心に残っています。

海で楽しそうに泳いでいる家族に迫ってくるジョーズは、想像しただけでも恐ろしいものがあります。ジョーズのギザギザした歯は人にとって恐怖そのものです。パクリと食べられるような可愛らしいものではありあません。ゴキブリを踏み潰したときのように、グチャグチャに噛み付かれるシーンを想像させます。

この映画では、ジョーズが人に迫ってくる瞬間に、ズンズン、という効果音を鳴らします。しかも、一定の間隔で少しずつボリュームをあげていくのです。そして、この効果音が絶好調になるのは人がジョーズに噛み付かれた瞬間です。このシーンは、思わず目を両手で塞いでしまいました。それくらいリアルに感じたのです。

このジョーズの印象が強すぎて、他の恐怖映画を見てもあまり恐く感じなくなりました。30年経った今でも、ジョーズの映画が最も恐怖を感じられる効果音だと思っています。